蝶をさがして気ままに山歩き


by chosanpo
カレンダー

埼玉   ミズイロオナガシジミ飼育2014/05/30

本記事はオフシーズンに掲載予定でしたが、タイムリーな掲載の方がよりベターで
あると判断しました。
今年の目標の1つに平地性ゼフィルスの幼虫飼育がありました。
本格的にやるとスペースの問題、家族が嫌がる等の問題が発生します。又、食草を
毎日交換するのは、会社員の方には現実的ではありません。
そこで蝶友から受領した文献、ネット情報を機能面から総合的に検討して誰でも簡単
に出来るコンパクトな飼育箱を製作しました。注意点としては、1)新鮮な新葉を与え続
ける2)低温環境で育てる3)幼虫を過密にしないです。
下記写真1、2はアカシジミの例ですが、ミズイロオナガシジミも全く同様です。
写真1
d0251807_18324054.jpg

写真2
d0251807_18265966.jpg

必要な材料は、簡単で下記の通りです。
①飼育箱:タッパウエア(100円ショップ購入)の蓋を一部切欠いたもの
②ネット:洗濯ネット(100円ショップ購入)を上記切欠より一回り大きくカットしたもの
      セロテープで固定
③水容器:フィルムケースの蓋にキリ穴をあけたもの、水を入れておきます
④ティッシュペーパ:糞掃除用、湿度調整用
⑤新葉:萎れてきたら交換(日の当たらない室内で5日程度持ちます)
重要なのは、新葉の交換時期と交換方法です。
交換時期:萎れてきたら交換が基準ですが、下記兆候があったら即交換です。
1)食欲が急激に低下した時2)新葉以外の場所に止まっている
食事中以外は、新葉の裏でじっとしています。健康状態をチェックする為には、食痕、糞の有無を絶えず観察する必要があります。
交換方法:幼虫は古葉に執着しており、無理に引きはがすとストレスがかかります。
そこで幼虫より一回り大きいサイズに古葉を切り取り、蓋の上に置きます。(写真2のイメージ)
すると新葉に自然に移動してくれます。
小生の場合、自宅そばの雑木林にコナラが自生しており、食草に困りませんでした。
前置きが長くなりましたが、以下はミズイロオナガシジミ飼育記録です。
2014/04/29 4齢採虫
d0251807_18274183.jpg
2014/05/04 4齢茶色化
d0251807_1828206.jpg
2014/05/06 前蛹
d0251807_18284767.jpg
2014/05/08 蛹
d0251807_18292591.jpg
2014/05/22 羽化、会社に行っている間でした。残念ながら羽化瞬間見れず。
d0251807_18295916.jpg

羽化個体UP
d0251807_18301245.jpg

2014/5/25 放蝶(於採虫場所)
d0251807_20293560.jpg

すべての平地性ゼフィルスの幼虫飼育をした訳ではありませんが、ネット情報に基づく推定を交えると下記が言えると思います。
①ミズイロオナガシジミ、アカシジミ、ウラナミアカシジミ:上記方法で飼育可能だと思います。
②ミドリシジミ、ウラゴマダラシジミ:食草の入手がポイントになります。枝を切ると枯れ易いです。ミドリシジミは、巣に執着するのでより広い飼育空間が必要になります。
③オオミドリシジミ:柔らかい新芽しか食べないので、その入手がポイントになります。
by chosanpo | 2014-05-30 21:30 | シジミチョウ